用語

ダンジョン
【フェスタ】
数千年前。賢者が自身の持つ力を内包した7つのオーブを秘匿するために、7つの世界それぞれに創造した迷宮。
伝承では賢者の持っていた古代魔法を継承する事が可能で、その強大な力に相応しい者を選定すべく、オーブが安置された最奥の間へ至る道はとても険しいものになっている。
しかしあまりにも難易度が高く挑戦者を悉く拒み続けたせいか、次第にそれぞれの世界に住む者たちはダンジョン攻略を忘れ、産まれ続ける魔物から採取できる魔石を求める金策が、目的として捉えるようになってしまった。
次元門
【ゲート】
賢者のみが使用することができた古代魔法の一つ。
別の次元の世界を行き来することが可能で、7つの世界それぞれには重要な移動拠点となっている「門」が設置されている。
御伽話『賢者の旅』
祭莉たちが旅をする7つの世界全てで語り継がれている伝説を元にした御伽話。
多くの犠牲と引き換えに魔王の封印には成功したが、自分以外の仲間を失った賢者の旅の記録が記されている。
賢者の石
【オーブ】
賢者が自身の持つ力を7つに分けた魔力の塊。
オーブにはそれぞれ賢者が有していた古代魔法の陣が封印されており、資格を持つ者がオーブを手にすると封印が解かれ納められていた陣の全貌を知ることができるとされる。
御伽話の中ではそれが宝石のような見た目だったことから「賢者の石」とも呼ばれている。
魔王
かつて勇者一行と戦った破滅の魔王。
勇者一行との戦いで消耗した力を回復させるため、自ら封印結晶に入り永い眠りについている。
四天王
眠りについた魔王に力を献上するために馬車馬の如く働く悪の四天王。
最初こそ亡者の魂やら各地の部族から略奪したレリックやらを結晶に取り込ませていたが、効率的にもご時世的にも厳しくなってきた現在は、それぞれが見つけた楽しいの気持ちを力に変えて結晶に取り込ませるため、各々人に紛れていろんな場所を巡り歩いている。
青雷の旅人
祭莉の二つ名。 ラット・ライク・バーガーにてゲーターを撃退した際に見せた【青雷】を見た者が、口づてに語り継ぐ中で生まれ造語。 翌日の朝刊で、記者がこの言葉が使ったことで瞬く間に第一世界中で浸透してしまった。 祭莉本人はこの二つ名に対して、まんざらでもないご様子で気に入っている。

魔法

魔力
【マギア】
魔力生命体が保有する魔力回路で生成される一般的な力の源。
これを用いると一般魔法が発現する。
エーテル
精霊魔法を発現させるために必要な力の源。
魔力と同一視されがちだが、これを生成するには複合魔力回路を有している必要がある。
魔力回路
異世界の住人ならば誰しもが有している一般的な魔力生成器官。
体の軸となる脳から脊髄にかけて根を張るように存在し、生命エネルギーと密接に関わっているとされている。
また魔法の情報を記録している魔法陣を読み解くのにも使用される。
複合魔力回路
エルフ族などの亜人種や、稀に人間が持つ特別な魔力回路。
魔力の他に精霊魔法の行使に必要なエーテルが生成可能。
一般魔法
魔力生命体が社会性を持って暮らす世界で、大衆的に用いられている魔法。 下級、中級、上級と魔法陣の不雑さでグレード分けされており、上級魔法の使い手は冒険者や治癒師などの職に就く事が期待される。
下級魔法: 小さな子供でも使える、ごくごく簡単な魔法。
光源代わりの光の玉を生み出したり、料理に用いる微弱な火を生成したりと生活に役立つものがその大半を占める。
中級魔法: 大人でも素養によっては使えない者がいるレベルの魔法。
空を飛んだり、視界の範囲内で瞬間移動できたりと、ここまで来ると戦闘にも応用できるものになってくる。
上級魔法: 何千人に一人といった確率で現れる天才のみが使用できる魔法。
大迫力の大炎球や、傷を癒す治癒魔法など、まさしく“異能”である。
精霊魔法
【エレメンタル・マギア】
精霊を介して発現する魔法。
発現させるためにはエーテルと呼ばれる魔力の一種を消費する必要があり、亜人種や人間のように複合魔力回路を有していないと発現することができない。
古代魔法
【ロスト・マギア】
賢者が開発した魔法陣が秘匿されている魔法の総称。
次元門などがこれに該当し、その魔法陣はダンジョンに隠されたオーブに内包されているケースが多い。
古の時代から一部のモンスターはこれを発動できる場合があり、第四世界のどこかに住まう黒滅竜などがこれを用いたとされている。
魔法陣
それぞれの魔法の構造が記録された魔力情報体。
目で見ることは不可能で、体内にある魔力回路を通してその構造を理解する必要がある。 それゆえ素養の無い者が無理に複雑な魔法陣を読み取ろうとすると、魔力回路が焼き切れてしまう恐れがある。

異世界

第一世界
【テラ・ミラスタ】
現実の地球の鏡写しの世界。
建物や道など非常に酷似しているが、そこではモンスター達が人間のように文明を築いて暮らしている。
ラット・ライク・バーガー
第一世界にあるハンバーガーショップ。
オークなどの大柄のモンスターたちの胃袋でさえ食べきれない程巨大なメガトンハイパーグランドバーガーを始め、メニューにはないがアンや祭莉でも食べやすいミニサイズのバーガーまで、幅広い客層に親しまれている。
ギルド
【賢者の剣】
現実の地球の鏡写しの世界。
建物や道など非常に酷似しているが、そこではモンスター達が人間のように文明を築いて暮らしている。
第一層
【無限洞窟】
第一世界から通じるダンジョンの第一層。
まるで洞窟を想起させる空間が無限に広がることから、冒険者たちの間では通称【無限洞窟】と呼ばれ、探索開始から数千年経過する今も尚、未踏のエリアや未開封のトレジャーボックスの存在が報告されている。
通路には等間隔に松明が設置されて多少の明るさは保証されていたりと、ギルドの手が加わり他の層と比較すると少し危険度が低い場所と言えるが、低位の魔物が頻繁に発生するため熟練者でも決して気を緩めてはいけない。

種族

魔物
ダンジョンから溢れ出す魔力を素として生まれてくる怪物。
魔力生命体とは違い、意思の疎通ができず敵対してくる生物たち。
魔力生命体
異世界のどの世界でもいるモンスターたちの大多数がこの魔力生命体に分類される。
亜人種
人型に近い容姿をしていて、複合魔力回路を有している魔力生命体の総称。
第三世界に住まうエルフ族や、第五世界に住まう人魚族などがこれに該当する。
ゴブリン族やオーク族、獣人族は人型ではあるものの、エーテルを生成できない魔力回路しか持たないため、亜人種には属さない。
複合魔力回路の存在は世界にとって稀少で様々な危険があるためか、彼らはそれぞれの棲家から離れずに集団で生活している事が多い。
精霊
水、地、火、風、雷、闇、光とそれぞれの概念を司っている魔力生命体。
例としてユニは雷の精霊と仲が良く、その力を借りて魔法を発現できるように、精霊魔法を使用するには精霊達と心を通わす必要がある。
人間
【ヒューマン】
7つの世界のどこでも自然には現れない存在。
もし現れるとすれば、祭莉のように異世界からの来訪か、オーブなど非常に強力な魔力が凝固するかのどちらか。
魔力生命体たちと比較して、非常に強力な魔力回路を有しているが、覚醒させるためには個々人の適正が重要になってくる。
オリオン・ファンタジア

用語集

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